厚生センター八雲はユニット型の特別養護老人ホームで、全室個室(洗面・トイレ付)となっています。
「ユニット」という、自宅に近い環境で、自分の空間を大切にしながら、他の入居者の方や職員と、お一人おひとりにとっての普通の暮らしをしていただけるようにサポートをしています。
住み慣れた自宅に近い環境を作ることで、入居者の方が穏やかに暮らせるよう、入居時にご自宅で使い慣れた家具や大切にしている物を持ち込んでいただくよう、ご家族に協力をお願いしています。
(ベッドを置いた居室の写真です。写真のタンスは備え付けです。)
実際の居室の様子と職員のコメントをご紹介します。
M様の居室「楽器に囲まれた暮らし」
入居される時に、ご家族にお話しを伺いました。
若い頃から音楽がお好きで、お元気な頃にはボランティアでギターの演奏をされていたそうです。また奥様の茶道教室でも、キーボードを弾き、生徒さんも喜んでおられたとのことでした。
ご家族と相談し、愛用されていたギターとキーボードを持ってきていただき、お部屋に飾りました。ギターを抱えてもらうと弦をはじかれ、キーボードの前に案内すると鍵盤を指で押さえられました。昔の様に弾くことはできなくても、少しでも元気な頃を思い出してもらいたい、施設に入っても愛用の品に囲まれて過ごしていただきたいとお部屋を整えさせてもらいました。
H様の居室「読売巨人軍は永遠に不滅です」
ご本人のお好きな読売巨人軍のグッズや長嶋茂雄の写真をタンスの上に飾っています。
また、ベッドには、ご家族様が定期的に送ってくださるお孫様やひ孫様の写真を置き、ベッドで休まれる時にいつでも手に取って見られるようにしています。
T様の居室 「旅行のたくさんの思い出であふれています」
ご主人と旅行によく出かけておられ、旅先で買ったおみやげをご主人自ら面会時に飾ってくださいました。
若い頃ガイドをされていたT様は旅行好きで、仏像もお好きなためポスターも貼っています。その他、ご家族の写真やお子さんが書いた絵などを飾らせてもらっています。居室にはパソコンが置いてあります。面会の際に、ご主人が家族の写真をUSBに入れて持ってきてくださるので、写真や動画を見ていただいています。
F様の居室「自宅と同じように 毎朝念仏が唱えられるように」
仏壇を持ち込んでいただくことで、施設に入居してからもご本人の習慣を大切にしていただくことができています。毎朝仏壇に向かって手を合わせておられます。
ご利用を希望される方はお気軽に見学へお越しください。
※事前にご連絡をお願いします。
島根県社会福祉事業団