令和5年(2023年)5月18日に、スキルアップクラブがはじまりました。
スキルアップクラブは、「学び」と「技術向上」をテーマとしたクラブで、「介護技術マシマシ」や「アイテム発見」をサブテーマにしています。
そんなスキルアップクラブのさいしょは、「圧抜き」と「スライディングシート」を学びました。
長時間同じ姿勢でいると、体重により体の同じ場所に圧力がかかり、血流が悪くなったりすることで皮膚が傷ついたりします。
これを「褥瘡(じょくそう)」と呼び、「床ずれ」とも呼ばれています。
その褥瘡(じょくそう)がひどくなると、皮膚表面から皮下、骨まで皮膚組織が壊死していき、その状態によっては手術が必要になったりします。
その褥瘡(じょくそう)を予防するための方法の1つとして「圧抜き」を行っています。
体を動かせる方であれば、座りなおしたり、寝がえりをうったりすることで、体と椅子や敷布団との接地面を浮かせたりしています。
体が動かせない方が寝ているときは、マットレスや敷布団と接している「頭の後ろ」「背中」「お尻」「かかと」に圧力がかかり続けます。
その部分を浮かせることで圧力を抜くことができ、体を浮かせるためには体の下に手を入れますが、手が入りやすくする(摩擦軽減)ためにスライディングシートを使用しています。
普段から行っていることですが、上手な人のやり方やコツを聞きながら、自分の体で体験しながら楽しく学ぶことができました。
島根県社会福祉事業団