令和5年(2023年)4月19日に、移乗用リフトの使い方をレクチャーしました。
「移乗」とは、ベッドから車いす、車いすからベッド、車いすから椅子などに「乗り移る」動作のことを言います。
体が元気な方は、この移乗動作を何気なく行っておられますが、特別養護老人ホームで暮らしておられる方のほとんどが、移乗動作はおひとりではできません。
おひとりで移乗動作ができない場合は、介護員さんたちがさまざまな方法で移乗動作を介助しています。
・体を抱きかかえる(持ち上げる)
・移乗用ボード(スライディングボード)で、体を滑らせる
・移乗用リフトで、体を吊り上げる
かつては、「体を抱きかかえる(持ち上げる)」移乗動作の介助を偕生園でも当たり前のように行っていました。
しかし、体を抱きかかえる(持ち上げる)介助は、介助する側である介護員さんたちの腰に深刻なダメージを与えていきました。
腰痛により仕事を休む必要があったり、慢性的に腰痛を感じるなど、人力での介助は「介護員生命」を縮めてきていました。
そんななか、お尻や体を滑らしながら移乗できる道具(移乗用ボード)や体そのものを吊り上げる道具(移乗用リフト)などを使っていく「ノーリフティングケア(持ち上げない、抱えない介護)」を偕生園では実践しています。
働く仲間の体を守ることはもちろん、入居者の方がベッド上だけの生活にならない(廃用症候群の予防)など、とても有効であると言われています。
そんな道具(移乗用リフト)の使い方を新たな仲間にレクチャーしました。
ひとつひとつの動作やその意味、体のどういったところに負荷がかかるかなど確認しながら、重要なポイントを押さえながら、作業療法士によるレクチャーが行われていました。
島根県社会福祉事業団