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偕生園
バーチャルリアリティを活用した「認知症体験」を行いました。

令和4年(2022年)12月6日に、バーチャルリアリティを活用した「認知症体験」を行いました。

「認知症の高齢者が日常をどのように感じ、周囲からの声かけをどのように感じておられるのか、疑似体験をすることで理解を深める。」ことを目的として、バーチャルリアリティを活用して疑似体験しました。

バーチャルリアリティ(Virtual Reality)とは、その名称のとおりバーチャル(仮想的)リアリティ(現実)をコンピュータによって創り出し、その空間を疑似的に体験できる仕組みで、ちまたではバーチャルリアリティの頭文字をとって「VR(ブイアール)」と呼ばれています。

その技術を利用して、認知症の方の視点を疑似的に体験することで、認知症の方がどう感じているかなど、支援者としての関わり方の気づきになる研修です。

そもそも認知症とは、脳の病気などにより脳の働きが悪くなり、記憶などの認知機能が低下して日常生活などに影響をきたす状態をいいます。

脳の働きが悪くなることによって直接的に起こる「記憶障害」「見当識障害(時間や日にち、場所などが分からなくなる)」「理解、判断力の低下」「実行機能障害(物事を計画して実行に移すことが難しい)」「言語障害(失語)」「失行、失認(日常的に行っていたことができなくなる)」などの認知機能の障がいを「中核症状」といいます。

さらに、その方の性格やおかれている環境にも影響を受けて「妄想」「不眠」「幻覚」「意欲の低下」「徘徊」などの精神的な症状や行動が現れることを周辺症状(BPSD)といいます。

こういった中核症状や周辺症状(BPSD)などは、周りから見れば不思議で奇妙な行動として見られがちですが、当事者である認知症の方は不安や助けてほしい気持ちを抱いておられたり、必死で思い出そうとされたりしています。

このような気持ちや認知症の方の視点を疑似的に体験することで、利用される方に寄り添えるような気づきが生まれていきます。

このほかにも、紙オムツを着用して実際に排せつしてみたり、ベッド上で背もたれの角度を調整しながら食事を食べてみたり、介護食や栄養補助食品を食べてみたり、利用される方の席に座って音などの雰囲気を感じたり、利用される方の気持ちになって考えることで新たな気づきや援助方法が生まれています。
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